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映画を観てパンフレットを買おうとしたら売切れ。それを見た眼鏡男子から『僕が買ったのが最後だったみたいで・・・あの、よかったらそこのカフェで一緒に見ませんか?』って声をかけられるはずなのにパンフレットは絶賛販売中でした。

カフェで話が盛り上がって連絡先交換して次の映画を一緒に観る約束をするところまで妄想はできているんですけどね。

残念。


妄想コーナー、人気みたいで嬉しいです。

妄想女子も妄想男子もよっといで。


で、今日は久しぶりの映画レビューです。

ちゃんと前振りだったんだよ?



注目度高め

今回のレビューは今話題の【沈黙-サイレンス-】です。


原作は1981年に発表された遠藤周作氏の『沈黙』。

刊行から50年、原作者没後20年の2016年に映画界の巨匠マーティン・スコセッシ監督が映画化しました。


日本からは窪塚洋介、浅野忠信、小松菜奈、加瀬亮など各世代の実力派が出演。

窪塚洋介のハリウッド初進出作品としても注目されています。


原作も有名ですし、以前にも一度映画化されているのでご存知の方も多いかと思います。

前回の映画では描かれなかった細部も表現され、より原作に近い作品になっているとのこと。


アカデミー賞有力候補ということもあり、映画好きは見逃せない作品です。


あらすじ

島原の乱が鎮圧されて間もない日本が舞台。


ポルトガル人司祭のロドリゴとガルペは消息の途絶えた師を探すため日本へ上陸します。

キリスト禁制の厳しい時代、彼らが目にしたのは日本人信徒たちへの残虐な拷問、そして殉教でした。

苦しみながらも信仰を貫き通そうとする日本人信徒の姿に、司祭の二人は戸惑い涙し信徒たちを救おうともがきます。


日本の統治の為にあらゆる手を使いキリスト教の根絶を目指す幕府、それに立ち向かう信徒たち、そして沈黙を貫く神。

苦悩した司祭が辿り着いた答えとは・・・?


複雑で、でもシンプルで

観終わってすぐは、感情があちこちに散らばってしまったような感覚に陥りました。

腑に落ちること、落ちないこと、言葉や行動の裏に隠されたことなどを咀嚼する時間が必要でした。


一つ一つのシーンやセリフを思い出しながら、丁寧に紐解いていくうちにじんわりと浮かび上がってきたのは『良い映画だった』という感情。

この感情を持ってもう一度観たい、そう思える作品でした。


司祭が最後に選んだ結末に感じたのは『真の強さとは一体何なのか』というメッセージ。

更に全体を通じて時代背景や西洋と日本の思想の違いなどを踏まえながら、宗教そのものについて、神という存在についても考えさせられました。


作中では言葉の壁から、信徒たちへ司祭の教えがうまく伝わらないというようなシーンも描かれています。

当時の日本でキリスト教信徒が危険因子として考えられた理由の一つも、そこに垣間見えたように思います。


多様な要素が盛り込まれていて、一見とても複雑な映画のように思えましたが、いざ紐解いてみればそれはとてもシンプルなものでした。

物事の本質を捉えている作品と言えるのかもしれませんね。


こうやって映画を通して自分の人生観が深まったり変化したりするのって面白いですよね。

また良い作品に出会ったらここでレビューを書きたいと思います。

それでは皆さんまた明日!