妄想好きの皆さんへ贈る、大牟田妄想物語。

大好きな空間を独り占めの夜

シックで落ち着いた雰囲気が素敵なワインバーのShikasho。


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マスターとおしゃべりしながらここで飲むのが好きで、暖かな春の風が吹く今日もひとりで訪れていた。

早い時間に訪れたので私のほかにはまだ誰もいない。


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いつものようにカウンターに座って一息つく。

綺麗に磨かれたグラスに白ワインが注がれた。


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静かに始まる恋

ゆるやかにグラスを傾けて至福の時を堪能していると『カランカラン』とドアの鐘が鳴り、ひとりの男性が店に入ってきた。

春らしい淡い色の細いパンツに白いシャツ、グレーのカーディガンという爽やかないでたちで、柔らかい雰囲気をまとっている。


横に流した少し長めの前髪を整えながらマスターと挨拶を交わすその声は、心地良い中低音。

雰囲気通りの優しい声だ。


彼は私に会釈しながらひとつ席をあけた隣に座り

『彼女と同じのもらえますか?』

とマスターに伝える。


お揃いのワインが注がれたグラスを私のほうに傾けてくるので、私も慌てて自分のグラスを手に取った。


グラスを合わせながら

『真似しちゃいました』

とふんわりと微笑んだ彼に思わず見とれる。


彼がオーダーしたポークパテを作るためにマスターは奥の厨房へと入っていった。

2人きりになってしまって妙な緊張感に包まれる。

先に口を開いたのは彼だった。


『実は前にもここで見かけて・・・また会えないかなってちょっと期待してました。』


彼の口から思いもよらぬ言葉が発せられて頭の中が一瞬軽いパニック状態に。

(え?ここで?いつ?)

色々思い返してみるけど記憶の中に彼の姿は見当たらない。


『覚えてませんよね。その時は話もできなかったし・・・。
でも、もしまた会えたら連絡先聞こうって決めてたんです。教えてくれますか?』


考えるより先に無意識に頷いた自分に驚きつつも楽しい夜になることを確信したのか、自然と笑みがこぼれているのを感じた。


『あぁよかった!断られたらただのキモいやつだなって思ってました(笑)』


そう言って彼が自己紹介を始めたところへ、マスターが自慢のポークパテを運んできた。




取り分けてくれたポークパテを味わいながら、心地良い彼の声に耳を傾ける。


素敵な恋が静かに始まっていく予感がした。



お店紹介

そんな出会いが待っているかどうかはわかりませんが、Shikashoさんのポークパテは本当に絶品です。

ワインは初心者からベテランさんまでどなたでも楽しめる幅広いラインナップ!

もちろん洋酒も一通り揃っています。

しっとり大人の夜を過ごしたいときにオススメですよ~。


店名:PublicBarShikasho
所在地:福岡県大牟田市新栄町17-12
電話番号:0944-55-4690
営業時間:19:00~26:00
定休日:日曜日

http://www.omuta-hitomeguri.jp/shikasho