本日、2013年7月から活動してきた団体【~Inspire~地域ボランティア推進チーム】の解散を発表しました。

まずこれまで応援してくださったすべての皆様へ、心より御礼申し上げます。

ありがとうございました。


解散に至るまでの想いを、つらつらと。



はじまり

2013年7月に【商店街の活性化を考える場】に参加する機会がありました。

集まっていたのは医療・福祉・商業・教育など様々なジャンルで活躍する多様な人たち。

そこで私は初めて、大牟田がおかれている現状、大牟田で取り組まれている地域活動について詳しく知ることになったのです。


大牟田が単にさみしくなっているだけじゃなくて、この先大牟田で生きる世代に様々な問題がのしかかってくること。

そして、それを解決するために様々な人たちがそれぞれのやり方で活動していること。

自分のやりたいことは、自分でやればいい、ということも。


その日から10日後、地域活動に参加。

私たちが当たり前のように提供されてきた地域の場は、決して当たり前ではなく、それを支えるためにたくさんの人が動いていることを実感しました。


自分のやりたいこと、やるべきことがはっきり見えた私は、InspireのFaceBookページを立ち上げ。

地域活動をしている人と、何かしたいけどどうしたらいいかわからない人を繋ぐ活動を始めることに。

この時、ボランティア情報を得るために社会福祉協議会に登録することとなり、団体という形を持ちました。


それからちょっとずつ地域活動のお手伝いをしながら、誰もが気軽にその場に参加できる仕組みを作り始めます。

同時に、自分たちのやりたいことは自分たちのお金でやろうと決め、活動資金を蓄える取り組みもスタート。


同年9月には初めての自主事業を開催。

12月末までに計19回の活動を行いました。


右も左もわからないまま、勢いだけで走り抜けた半年間だったように思います。



変革期

少しずつ活動の幅を広げ2014年を過ごし、2015年7月に迎えた2周年。

これからの在り方を考えないといけないなと思い始めました。


私たちの何かが変わったわけではなかったのですが、外からの見え方が2年間で変わってきたからでした。

『団体とはこうあるべき』という一般的な考え方から外れた道を歩いていた私たち。

それが私たちの良さだと思っていたし、それを誰からも変えられる必要はないと思っていました。

でも周囲に理解してもらうことは簡単ではなく。


この頃からちょっとずつ、団体であることが足枷のように感じることが増えていきました。



集大成

そこから徐々に減速していった活動ペース。

もっとシンプルにやりたいことだけをやろう、という想いもありましたが、やはり動きづらさを感じていたことも一つの要因だったように思います。


このまま団体として活動することが本当に必要なことなのか、一番ベストな形なのか、真剣に考えるように。


そんな時に起こったのが熊本大分での地震でした。

この時、大牟田ひとめぐりを通じて市民の皆さんへInspire代表としてのメッセージを届け、旧船津中での物資支援活動に取り組むことになります。


緊急事態だったので、決定はすべて代表判断。

誰かに何かを頼む余裕も、頼む勇気もない状況に置かれていました。


それでも、必要なことは気付けば誰かがやってくれて、瞬く間に形が整えられていったのです。


子連れで参加してくれたママさんもいれば、普段ボランティアなんて参加したことも参加しようと思ったこともないという若者もいたし、ベテラン主婦さんや働き盛りのお父さん世代、さらには日ごろから地域活動に熱心なボランティア団体の方々など、まさに多種多様な人たちが旧船津中という一つの空間に集まっていました。


できる人が、できることを、できる分だけやる。

Inspireがモットーとしていたものが、確かにそこにあって。


何かそこに、一つの集大成のようなものを見た気がしました。


やめる勇気

それから1年、Inspireをどうするのかじっと考える日々でした。


たくさんの人に応援してもらったInspire。

様々な方面から関心と期待を寄せてもらったInspire。


簡単に「やめます!」と言っていいものなのだろうかと。

まだやらなきゃいけないことが残っているんじゃないだろうかと。


でも、私がInspireとして、団体としてやりたい、やらねば、と感じるものに出会わなくなりました。


そうしている間に出回り始めた『解散した』という噂。

決断の時なんだなと思いました。


団体だからできること、団体だからできないこと、それぞれ一長一短。

でも今団体という形を必要としていないのであれば、やはり一度きちんと終わりを迎えようと。


なんだかんだと時間がかかってしまいましたが、時間をかけたからこそ、今の私の心にはなんの迷いもありません。


心にあるのは、ただただ感謝する気持ちと次のステップへの想いのみ。



新たな一歩

Inspireという団体での活動は終了となりましたが、私もほかのメンバーも、個々がそれぞれのフィールドで活動していきます。

形が変わるだけです。


団体という枠がなくなっても、これまで繋いできた縁は残っていくことでしょう。

これからは、その縁をもって新たな形でまた歩んでいきたいと思います。


これまで応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。

そしてこれからも私たちのことをどうぞよろしくお願いいたします。


『できる人が、できることを、できる分だけ。』



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